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国立研究開発法人情報通信研究機構「高度通信・放送研究開発委託研究に係る令和7年度新規委託研究(課題241)」採択のお知らせ

2025/4/21

お知らせ

furehako

Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ、本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F/研究所:東京都文京区本郷 代表取締役 砂川 和雅、以下、「当社」)は、学校法人早稲田大学(代表提案者)、国立大学法人東京科学大学、株式会社ガイアックスを共同提案者とする提案が、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー ))による「高度通信・放送研究開発委託研究に係る令和7年度新規委託研究の公募(再公募)(課題241)」に採択された事をお知らせいたします。


■国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)について
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関です。 情報通信技術の研究開発を基礎から応用まで統合的な視点で推進し、同時に、大学、産業界、自治体、国内外の研究機関などと連携して、研究開発成果を広く社会に還元し、イノベーションを創出することを目指しています。

■採択された提案課題と提案者

提案課題:高弾性ハイパーセキュアな非集中型ストレージによるデジタルツイン流通アプリケーションの研究開発

提案者:学校法人早稲田大学(代表提案者)
    国立大学法人東京科学大学
    株式会社ガイアックス
    Casley Deep Innovations株式会社

概要:本研究開発課題では、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)の社会実装に向けて、NICTセキュアオフチェーンストレージを活用した共創型デジタルツイン流通サービスの研究開発を行う。特に、セキュアで確実にコンテンツ流通を可能とする高弾性ハイパーセキュアな非集中型ストレージアプリケーションを確立し、その上で、データ提供者と消費者間が、第三者機関を不要とし、安全に安心して非集中型のデータ流通を可能とする共創型デジタルツイン流通サービスの実装を進める。本サービス実装を通して、Web3世界の到来を促進させるとともに、Web3基盤を支える自律性と信頼性に資する革新的な分散ネットワーク・ストレージ技術の実用化に貢献する。

■本研究課題の目標

NICTセキュアオフチェーンストレージを活用して共創型デジタルツインや弊社が所有するアプリケーションfurehako®(フレハコ)といった非集中型アプリケーションを稼働させることにより、各ユーザがセキュアにコンテンツを流通させ、かつ大容量のコンテンツであっても高可用となることを示すことです。

そのためにまず、研究開発項目 1として、サービスメッシュフレームワークや弾性機構によって NICT セキュアオフチェーンストレージと任意の非集中型アプリをコンテンツ指向で連携させるための仕組みを開発し、任意の非集中型アプリに対してコンテンツ流通に秘匿性や弾性をもたせつつも、ユーザに参加インセンティブを与える仕組みを実現します。

そして、研究開発項目 2 として、研究開発項目 1 の仕組みを用い、NICTセキュアオフチェーンストレージの上で共創型デジタルツインサービス及び furehako®を構築いたします。これら 2 つの非集中型アプリにおいてセキュアかつ効率的なデータ流通が可能となることを検証いたします。

●研究開発項目 1: 非集中型ネットワーク内ストレージフレームワークの研究開発
 ・研究開発項目 1-1 :サービスメッシュフレームワーク(早稲田大学)
 ・研究開発項目 1-2 :非集中型ストレージ弾性機構とインセンティブ機能(早稲田大学、東京科学大学)

●研究開発項目2 :高信頼データ流通アプリケーションの研究開発
 ・研究開発項目 2-1: 共創型デジタルツイン流通サービス(ガイアックス社)
 ・研究開発項目 2-2 :高弾性ハイパーセキュアストレージサービス( Casley Deep Innovations社)

本研究開発項目2-2では、弊社が所有するアプリケーション furehako®(フレハコ)の高弾性化に向けた開発を実施いたします。

特に、研究開発項目 1 の非集中型ネットワーク内ストレージフレームワークの研究開発にて開発されたソフトウェアを介して、NICT セキュアオフチェーンストレージと接続し、大容量ファイルの格納・取得、分散保存機能、コンテンツ検索や公開の範囲を制御する機能を、furehako®が具備できることを検証します。

当社は、今後も最先端のディープテックを通して、Web3基盤を支える自律性と信頼性に資する革新的な分散ネットワーク・ストレージ技術の実用化を実現し、経営理念に掲げるCSV : Creating Shared value (共益価値の創造)に基づいた経済的価値と社会的価値の両立を目指して参ります。



■Casley Deep Innovations(キャスレーディープイノベーションズ)株式会社について
代表者   :代表取締役 砂川 和雅
本社所在地 :東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F
研究所所在地:東京都文京区本郷(東京大学前)
事業内容  :ディープテック領域のシステム開発 / プロダクト開発事業
      web3.0、XR、AI、画像解析等、先端技術領域に関する研究開発・コンサルティング等
      プロジェクトイネーブルメント®事業
売上高:13.5億円(2024年3月期)
URL:https://www.casleydi.co.jp/
お問い合わせ先:https://www.casleydi.co.jp/contact/

■学校法人早稲田大学について
所在地:東京都新宿区戸塚町一丁目104番地
URL :https://www.waseda.jp/top/

■国立大学法人東京科学大学について
所在地:東京都目黒区大岡山ニ丁目12番1号
URL :https://www.isct.ac.jp/ja

■株式会社ガイアックスについて
代表者 :代表執行役社長 上田 祐司
所在地 :東京都千代田区平河町ニ丁目5番3号
URL  :https://www.gaiax.co.jp/
事業内容:ソーシャルメディアの企画・構築・運用、コンサルティング、シェアリングエコノミーサービスの運営、ITサービスの受託開発・運営、自社サービスの開発・運営、web3・DAO領域の事業、自律組織/自律人材領域の事業