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DXへの取り組み

2023/8/31

■DX推進の方向性

●デジタル技術の進化による環境の変化が企業にもたらす影響

IT技術の進化に伴い、業界全体でデジタル化が加速し、企業は急激な市場変化への適応を求められています。クラウド、AI、IoTの普及により、ビジネス環境が急速に変化しており、競争優位性を維持するためにはDXの推進が不可欠となっています。また、企業の競争力を高めるためには、業務の効率化と労働生産性の向上が必須です。生成AIやノーコードアプリケーション、ブロックチェーンやクラウド活用による自動化技術の導入が求められるほか、リモートワークの普及により、セキュアかつ効率的なITインフラの整備が必要となってきています。さらに、世界中で深刻化しているセキュリティ課題や、サイバー攻撃の高度化により企業の情報資産が狙われている脅威的な現状を踏まえ、データの保護とプライバシー対策の強化が急務となっています。

●DX推進に向けた経営ビジョン

経営理念として、「世界が驚く先進技術とアイデアで社会課題を解決し、安心と喜びが実感できる世界をweb3.0で創造する」を掲げています。
創業当初より、“Creating Shared Value”(CSV:共益価値の創造戦略)を軸に、経済的価値と社会的価値の両立を念頭に置き、革新的なディープテックで社会課題を解決する事業を行って参りました。積極的なDXの推進によって新たな価値を生み出し、「CSV × IT」によって共益価値の創造を発展させ、先進技術とアイデアで持続可能かつ豊かな社会を実現することを目指します。

●ビジネスモデルの方向性

お客様・会社・従業員・社会、4方良しとなるようなビジネスモデルを web3.0 で実現することで、日本や世界の企業の模範となるような経済的・社会的に優れた事業を作り、教科書に載るような産業上のマイルストーンを創成したいと考えています。
弊社は、ディープテック領域のシステム開発/プロダクト開発事業として、web3.0、XR、AI等、先端技術領域に関する研究開発・コンサルティング・システム開発・プロダクト販売等を行っています。また、プロジェクトイネーブルメント®事業では、システム開発プロジェクトに特化した、PM・システムエンジニアリング・独自プロダクト・支援サービス等を提供しています。
弊社の強みを生かしたビジネスを展開すると同時に、新たな社会的価値の提供、業務効率化、セキュリティリスクの管理、そして日本発の先端技術を活かしたグローバルな課題解決に対して戦略的に取り組んで参ります。

■DX推進の戦略

DX推進の具体的な戦略として、以下に取り組みます。

●自社サービスの提供

・最先端技術と開発力を活かした自社サービスの提供により、公的機関や企業が抱えるセキュリティ課題の解決に貢献します。
・人×ツール×開発エンジニアリングを組み合わせたハイブリッドSaaSによってプロジェクトを推進し、事業の成功確率を高めるサービスを展開します。

●業務効率化

・デジタル技術の積極的な導入と活用により、生産性と創造性の向上を図ります。
・SDGsの観点から、自社のペーパーレス化に努めます。

●DX人材の創出

・リモートワーク体制を構築し、業務の柔軟性および生産性の向上を実現します。
・柔軟かつ多様な働き方を実現することで、優秀な人材を獲得し育成します。
・協力して自走する社風により、より良い開発環境を提供します。また、職種間での協力及び積極的なコミュニケーションにより、「新しい挑戦」への取り組みを促進します。

■DX推進の体制

●組織体制

代表取締役が総責任者として各部門の責任者を指揮し、DX戦略を推進していきます。定期的に開催される経営会議において推進状況を確認し、今後の戦略を随時検討・立案します。また、外部イベントや講座への参画を通じてデジタル技術に関わる最新動向や海外事例を積極的に収集し、DX戦略に取り入れていきます。なお、お客様向けのDXソリューション提供に向けた取り組みについては、部門間で協力体制を構築し、横断的に連携を取りながら進めていきます。

●人材の育成・確保

DX人材の育成のため、社内において技術的なスキルアップ研修や勉強会を定期的に開催するほか、外部研修や講座の受講を推奨し、DXに対する意識とリテラシーの向上を図ります。また、DX人材を確保するため、インターンシップ制度を導入し、早期段階から未来のDX人材の発掘と育成に取り組んでいきます。

■DX推進の環境整備

DX推進の環境整備として、以下に取り組みます。

・自社プロダクトでもある社内コミュニケーションツールの導入
・ブロックチェーン、生成AI、IoT等の最新技術の導入
・クラウドサービスの活用
・CRMシステムデータ分析基盤の構築
・セキュアなリモートワーク環境の整備
・現場が自ら意思決定できる分散型自立組織の確立

■DX推進の指標

以下の指標を基に、定期的に開催される経営会議で評価を行い、DX推進の取り組みを効果的に進めていきます。

・お取引先数
・新技術の導入件数
・顧客へのDX支援の件数
・業務効率化に関する改善事項の件数、ペーパーレス化による印刷枚数の削減率
・業務プロセスにおける生成AIの活用率、それに伴うコスト削減率
・DX関連の研修や講座の受講率

■代表メッセージ

Increasing the Possibles
世界の未来にとって、よりよいことを。
創業当時からのビジョンと信念に従い、経済的価値とともに社会的価値を追求しています。
そしてこれからも、「CSV × IT」によって共益価値の創造をどこまでも発展させていくために、自社のDXの取り組みを加速させ、日本や世界の企業の模範となるような経済的・社会的に優れた企業を目指して邁進していく所存です。

代表取締役

砂川和雅